大工技術の継承
職人を育てる
 最近では新築の物件はプレカットが多くなり、昔ながらの在来工法での建築が本当に少なくなってきました。大工さんが木材に墨付けをし木造りをして、という仕事がありませんので、せっかく身につけた技術を活かす場がなく、また、若い人にその技術を伝承していくことも、個人レベルでは難しくなってきました。
 そこで金沢市建築組合ではそういった伝統技術の灯を絶やすことなく伝えていくべく、様々な活動に協力しております。

金沢職人大学校
 金沢市が平成8年に高度な職人技の継承と人材育成を目的に開校した全国的にも珍しい職人専門の学校です。
 当組合はこの大学校の設立当初からお手伝いをさせていただき、大工科には当組合の組合員より講師を派遣し、また、毎期生徒さんを募集、推薦しております。平成24年10月には第6期生が入学し、技術習得のため励んでおります。毎週土曜日に高度な技能研修を行い、また、お茶や謡曲なども習い、教養を高めています。

入学資格
大工実務経験10年以上を得ており、基本的技能を習得していること
満30歳から50歳くらいの者で、当組合員であること
継続して自主的に研修する意欲のあること
1級技能士を取得している、またはこれから取得すること
・当組合の推薦を受けていること

伝統的建造物の修復作業
 当組合の姉妹団体である金沢建築事業協同組合では、金沢市や石川県などを通じて伝統的な建造物の修復作業に関わっております。
 伝統的建造物の復元や修復工事では伝統技能が必要とされますので、身につけた技術を活かす最高の舞台と言えます。
 これまでに金沢城続櫓復元工事や、金沢城河北門復元工事などに携わってきました。